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公務員とTOEICと備忘録

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(地域内犯罪・特別区) 公務員試験の論文を書いてみた

公務員試験の論文の自作例について書きたいと思います。
特別区試験の論文について、自分なりに考えて作ってみました(模範解答ではありません)。
参考になれば幸いですが、責任は負いません。
自己判断で、論文の勉強の材料にしてみてください。


(近年、特別区の区域内において、区民に不安を与える犯罪が発生し、都市生活の中で、安心安全を求める要望が高まっていま す。日常生活の中で犯罪被害に遭う不安を区民に感じさせる都市の課題を、その要因と合わせて説明したうえで、特別区は、区民が安心して暮らせる地域社会を 実現するためにはどうすればよいか、あなたの考えを論じなさい。)

地域内における犯罪が連日報道されている中で、人々は犯罪を身近に感じてしまうことが多い。そのため、地域内での治安が保たれているかという不安を感じてしまう。特別区においてもこの反応は同様であり、また特別区においては都市型の犯罪が多く見られている。

都市型の犯罪の特徴の一つとして昼間の犯行が多いと言うことが挙げられる。犯罪と言えば夜間に行われる印象が強いが、しかし都市型の犯罪においては昼間の犯行が多いとされている。例として空き巣や子供への犯行が挙げられ、こうした昼間の犯行は都市特有の特性によるところが大きい。

一般に特別区のような都市の特徴として、住宅街や高層ビル、雑居ビルなどが密集しているため死角となる場所や人通りの少ない裏道が多数存在している。犯罪者はこうしたところを見逃さす、犯行場所として利用している。また、住宅街においては昼間の人口が少なくなることも特徴である。特に近年は長引く不況の中で両親共働き世帯が増加しており、従来のように昼間に主婦が近所付き合いを行うと言ったようなことが少なくなった。地域内による監視の目が薄くなり、住人のいない昼間世帯が多くなったため昼間の犯行に及ぶということにつながっている。加えて、地域内の監視が弱まったのは地域コミュニティの衰退も大きく影響している。従来のように地域内のコミュニティが確立していたときには地域内のコミュニケーションも活発であり、不審者がいればすぐに地域の人に伝わり、警戒の目が強くなったが、しかし地域コミュニティが衰退するとそうした地域内の監視が充分に果たせなくなってしまう。結果、犯罪者が犯行を行いやすい状況が生まれてしまうのである。

こうした都市特有の問題を解消していくことが、すなわち地域内の治安を確保することにもつながっていく。まずは行政を中心として地域内の監視の目を強化していくことが求められる。近年活動が活発化している地域内パトロールのような活動は多いに促進していくべきであろう。中野区の事例によれば、地域内パトロールを行ったことで年々犯罪件数が減少しているという報告がある。地域内パトロールによる監視強化が行われた証である。

加えて、住宅街や雑居ビルなどによる死角となる場所や裏道には「この周辺には犯罪対策のためのパトロールが行われています」といった張り紙などを利用するといいだろう。人が通らない、人の監視が届かないからこそ死角となる場所を犯行場所に選ぶのであるが、しかしそうした場所にもパトロールが行き届いているということを周知させることで犯行の抑止へとつなげることができる。実際のパトロール隊の監視だけではなく、こうした周知による犯罪抑止のような方法もできるだろう。

さらに、人々の不安の一つとして子供への犯行が行われるということが挙げられる。特別区においても学校の登下校の時間には地域内で監視を行うという活動が行われているところが目立つが、地域外への対応も今後は強化していくことが必要となろう。特別区においては子供の通学先が地域内の学校ではなく、地域外の学校へ通うということも珍しくはない。地域内だけではなく、地域同士の連携を行っていくことで子供への犯罪抑止力を高めることができるだろう。こうしたことは行政が積極的に連携を図れるような試みを行っていくことが大切である。

人々の不安を解消するためには、まずどのような犯行が行われ、どのような特徴があるかを認識することが大切である。そして、そのための適切な対処法を行政と地域とが連携して対処していくことで、人々の不安解消へとつなげることができるだろう。