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公務員とTOEICと備忘録

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(地域コミュニティ・特別区) 公務員試験の論文を書いてみた

公務員試験の論文の自作例について書きたいと思います。
特別区試験の論文について、自分なりに考えて作ってみました(模範解答ではありません)。
参考になれば幸いですが、責任は負いません。
自己判断で、論文の勉強の材料にしてみてください。


(地域コミュニティは、地域住民が助け合って生活を営む基盤であ り、暮らしやすい住環境を保つために重要な役割を果たしていま す。しかし、現代の社会では、地縁的なつながりが希薄化し、地域 コミュニティが衰退する傾向が見られます。 このような状況がなぜ生じているのか、主な要因を説明した上 で、地域コミュニティの活性化について、あなたの考えを論じなさい)

地域コミュニティは目に見えないものの、社会へ大きな影響を与えている。日常生活においても各家庭同士のつながりが日常生活そのものに与えている影響は大きい。家庭を超えた世代間の交流は子供の人間関係構築に大きな役割を果たし、地域の目という防犯という副産物も生み出す。核家族で子供が一人しかいないというときでも、地域の人と話をすることで地域の教育現場や子供の問題などを話すきっかけにもなる。また、近年は東日本大震災のように震災が日本を襲っているが、そうしたときにも地域コミュニティの力が発揮されている。地域コミュニティの強い地域ほど復興が早く、孤独死の割合も少ない。無縁社会が問題となっている現代でこそ、地域コミュニティの価値が見直されてきている。

こうした影響のある地域コミュニティであるが、日本の高度経済成長と共に衰退の傾向が続いている。理由として最も大きいのが人口の流動化によるものであろう。経済発展に伴い人々は地方から都市部へと人口移動した。地方の人口は減少し、若い世代の割合も低下し続けている。また、都市部においても人口の流動性は高い。特に若い世代は都市部を一時的な住処とすることが多く、学生から社会人になる際や、企業の転勤などにより特定の地域へ定住することが少ない。例えば中野区の人口は20代から30代の割合が高く、定住率も比較的低くなっている。

加えて、家族の変化や地域との関わりについての影響も地域コミュニティの衰退と関係している。近年の家族構成は従来のような3世代家族よりも核家族化が進んでいる。そして、近年の長引く不況により共働き世帯が多く、子供を持てない家庭も多い。こうした中で、地域に定住するようになったとしても地域コミュニティとの関わりを持つ時間が少ないというのも一つの特徴であろう。また、地域コミュニティとの関わりを持とうにもなかなかきっかけが掴めないというのもある。定住している人からすれば、周りの人たちの誘いを受けて地域コミュニティの輪に入るということも可能であるが、新参者にとってはハードルが高いということもある。

こうしたことから、地域コミュニティの活性化には人々の流動性を考慮すること、そして新しい定住者へも対応できるコミュニティ活動を行っていくことが有益であると考える。近年増加している防犯のための区内パトロールなどは比較的定住者によるところが多い。こうしたことだけではなく、例えば若い家庭同士が集まれるようなコミュニティを行政側から提供していくことが大事である。新しく引っ越してきた若い世代同士が関係を持つことで、将来への新しい地域内の人間関係を築くことができる。また、働き世代のような人たち限定のコミュニティを提供することも必要だろう。近年無縁社会と言われるようなことが働き世代や若い世代にも広まっていることが問題視されている。こうした世代の心のよりどころとなるようなコミュニティを形成することで、仕事場以外での相談の場などを設けることへとつながるであろう。

加えて、高齢化に即したコミュニティ形成への活動も進めていくべきである。高齢化が進んでいる現代では高齢者の単身世帯や夫婦のみの世帯が増えてきている。高齢者になってから新しく地域の活動を参加するなどすることはなかなか難しい面がある。こうしたことが進んでしまうと孤独死の可能性も高めてしまう。だからこそ、行政から高齢者同士のコミュニティ形成を積極的に進めていくべきである。そして、高齢者だけでなく介護者同士のコミュニティ形成も進める必要がある。高齢化が進むにつれ介護に費やす時間も増えていく。介護者にすれば悩みの割合も増えてくるだろう。こうしたことについてお互い様々なことを話し合い、支え合っていくためのコミュニティの必要性は今後さらに高まるに違いない。

人々の地域コミュニティへの意識は高まっているように思える。そこを行政から形作りをしていけるような施策を進めていく必要がある。